私の歓楽 -日日宴安-

朝には希望を抱き、昼には戦い、夜には歓楽に耽る。

2017ねんろくがつ

 つまり「プレミアムフライデー」だったわけだけど…ぶっちゃけ、どうなの?
 景気対策に考案されたプレミアムフライデー。 職場からいつもより早く帰らせて、余った時間で遊びに行ったり飲みに行ったりしてもらって、お金を落とさせる事を目的としているわけだけど…。
   きっかり定時で上がるなんて非常識、怠惰の極み!残業するくらいでないと、真面目な仕事ぶりとは言えない!みたいな風潮のある日本で、本当に金曜日に早上がりして、プレミアムな時間を満喫出来る人って、実際どれだけいるのだろうか? 導入している企業自体、そもそも一握りなんでは?
  ひと昔前のフランスなどのように、ショップもレストランもみーんな一様に休み!というのなら分かるのだけれど、このプレミアムフライデーというやつはそうではない。
 お店が営業しているのが前提で成り立っているわけだから…『あなたも、ちょっと豊かな、月末金曜を』と言いつつ、サービス業に従事する人間は帰れない、最初から対象外というわけである。
 特に時間給で働く人間には、店が繁盛しようがしまいが、自分が豊かになるわけでもなくて、ただ忙しいだけの日、という事に。
 格差を一層、広げる気しかしない。 そもそも、このプレミアムフライデーというやつは、何というか、発想が受け身で気に入らない。
 本来、自分の働き方なんて、誰かに改革されるものじゃない。自分の余暇時間なんて、自分で調整・管理をして、自分で作ってこそではないか。
 お役所的に『では、この日、この時間に』と指定されて、豊かな気持ちになれるのだろうか。
 このプレミアムフライデーとやらのキャンペーンの為に動いたであろう諸々の金を、そのまま配った方が、まだありがたがられるんじゃないだろうか。

6d38cb41.jpg
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 エッセイストのエッセーは好きじゃない。
 小説家の書くエッセーが良い。精肉店のコロッケのような感じか。
 気に入った作家さんの世界観に、どっぷり浸りたいなら、エッセーを読むのがちょうど良い。その人のエッセンスが、直に味わえるから。
 例えるなら、作品である小説はカクテルで、エッセーはベースとなるお酒たち。 そこかしこに「あの作品」のマテリアルが見え隠れして、非常に楽しい。
 そして、この現実世界のありふれた事象を糧にして、読者である自分もその中を生きている日常の何気ない風景から、どんな物語も生まれている… 現実とか日常とか生活とか、実用的でつまらないものに思える時もあるけど その中からあの特別な物語が生まれるなら、私が生きている現実もきっと、自分が感受していないだけで、本当は特別な意味を帯びているんだ、と気付かせられる。
 小川洋子さんの読書遍歴、読書体験記、 “本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集” 「博士の本棚」を今、読んでいます。数日に分けてゆっくりと。
  彼女が図書室で夢中になったのは「あしながおじさん」や「家なき子」、「秘密の花園」に「若草物語」、「小公子」と「小公女」なら「小公子」派だったという。ちなみに私は「小公女」派でした。
 自分と似通った読書体験を経て、小川さんはあの作風、世界観を築き上げたのか…と思うと、何だか感慨深いものがあります。
 『短編集を読むと、聞かれもしないのに、どの作品が一番だったか喋りたくなるものである』というのも、本好きにはあるあるネタ。
 小説家というのは、優れた空想力…ではなく、優れた観察力の持ち主なのかもしれない、と思いました。
 音楽も同じかもしれない。 本当はそこら中に音楽は溢れているのに、感受出来る人と出来ない人がいて、 それを万人が感受出来る音に焼き直すのが、優れた音楽家の仕事なのかもしれない。
 『人生がいかにささやかな物事によって支えられているか(中略)謙虚でなければ、偶然の意味を読み取ることはできない。』
 私も感受、しなくては。 それにはやっぱり、無になる事でしょうか。
 無 無 無 むむむ…むずかちい。

1d9883fe.jpg
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

  麦茶を飲みつつ、つまんでいたら ちよまるが起きてきて、興味津々丸に。
 内心、ちっ…と思いながら (ちよまるがお昼寝しているのを見計らって、自分だけこっそり食べようとしてた、てへぺろ) 小さく千切って、チマチマと食べさせました。
 決してケチケチしているのではなくて、喉に詰まらせたらいけないからです。
 ふと、何気無しにパッケージの裏、原材料欄を見ると… 思いがけずそこには、添加物の名称の羅列。
 えええ…。 『自然な味』って、書いてあるのにぃ。
 ソルビトールなんて、全然、自然じゃない!せめて『自然風味』って、書いておけよ。
 わらびもちなんて、ただ餅ときな粉がそこにあるだけで、添加物の入る余地なんて無いだろう、という思い込みがいけなかった。認識が甘い。
 しっかり原材料欄を見て買う癖を習慣付けませう。
 ちなみに、わらびもちは本来、名前のとおりワラビの茎から採れるデンプンを使って作るものなのだけれど、 ワラビのデンプンは少量しか採れないってんで、現在わらびもちとして売られているものの多くは、わらびもちとかって言いながら、イモなどから採れるデンプンを使っている。
 スーパーなどでやたら安く売ってある無色透明のわらびもちは、例外無く全て、使われているのはイモである。何故なら、ワラビを使用した本物のわらびもちは、褐色であるはずだからです。
 そんなわけで、ただでさえワラビを使用していないでわらびもちを騙っている、わらびもちモドキ。
 さらに、人工甘味料をバリバリに使っていながら、『自然の味』と銘打つとは。 詐欺やないかい!!!
 スーパーやコンビニに並んでいる、手頃に買える食品のうち、安心して子供に食べさせる事の出来る物なんて、ほぼ無いと思った方がよい。
 自然だの健康だのと謳った食品でも、原材料欄を見れば添加物だらけなのだから。 食品添加物は、食品ではないのですよ。
 某食品メーカー勤務の男性が、ある日自宅で奥さんが自社製品を子供に食べさせているのを見て真っ青になり、『自分はこれまで、自分の子供に食べさせられないような物を売っていたんだ』と気付いて、会社を辞めた、という話があります。
 名前は失念してしまったけれど、今その男性は食品添加物の危険性を広める活動をしている。
 講演や出演した番組では、某清涼飲料が何で出来ているか製造過程を実演したり、添加物だけで肉を使わずハンバーグを作って見せるなどしています。お名前を思い出したら、また、書く。
 ぶっちゃけ自分が食べる分にはあまり気にしなかったけれど、やはりこれから生きていく身体を作る赤ちゃんには、危険性の少ない食べ物をあげたいものです。
 とりあえず、わらびもちは今後、暫く買わない。 ちよまるが食べたがっちゃうから。

09501f30.jpg
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 気温も落ち着いてきて、蛇たちも活発に、そして食欲旺盛になってまいりました。
 餌をまとめ買い!
 冷凍マウス、40匹。
 蛇の餌の保管庫として専用に、小型冷凍庫の購入を検討してはいるけれど… 今はとりあえず、食品と同じ冷凍庫に保管してある。
 仕切りがしてあるとはいえ、アイスクリームとか氷とかの横に、大量の凍ったネズミさん…。
 普通ならドン引きだよね。
 理解のある、良い旦那です。感謝しなければ。
 蛇の飼育も3年目突入。
 ハクさまは、150cm超え!随分と大きくなりました。
 今年はおチヨを、大きく育てるぞ!

9255de16.jpg
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 梅を洗ってヘタを取り除き、一個一個綺麗に拭いて、塩をまぶす。 瓶に詰めて、重石代わりに水を入れたビニール袋を乗せ、蓋を閉めて置いておく。 これで暫くの間、放置します。
 どんな感じになるのかな〜。楽しみだ。
 それにしても… 青梅って、毒性あるんでしょう。
 (小学生の頃、学習園と言って校舎裏に小規模な畑や田んぼがあって、そこには柘榴や桃や梅の木があって、よく果実を盗み食いしては怒られていたのだけれど、『梅だけは食べるなよ!毒があるからな、少しでも齧ったら死んじまうぞ!』と脅かされたものだった。梅の実の毒は、100個ほども食べない限りは、直ちに深刻な影響は無い…という事を知ったのは、ごく最近の事。)
 なんで塩漬けにしたら、毒が抜けるのかしら。
 そして昔の人は何故、その事を知っていたのか…。
 納豆など、どんな食品でも言える事だけれど、 一体どういう経緯で、その食べ方が知られたのでしょうか。
 それを最初に食べた人は、何を思って口にしたのだろう? 謎である。

476badbd.jpg 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ