私の歓楽 -日日宴安-

朝には希望を抱き、昼には戦い、夜には歓楽に耽る。

2016ねんにがつ

 今年は二月が二十九日まで、一年が三六六日ある。地球の公転とのズレを調整しているらしい。少々強引なやり方である。
 二月に限らず、暦というのは何となく歯切れの悪い代物である。三十日までの月があったり、三十一日までの月があったりして。
 幸い日本では『西向く侍』で覚えられるけれども、そんな語呂合わせでも無ければ、こんがらがって仕方ない。
 元々は『偶然月は三十日まで』『奇数月は三十一日まで』で揃えられていたようだが、なんか偉い人の都合(俺の誕生月が三十日間しか無いのはけしからん!みたいな)で、ぐちゃぐちゃになってしまったらしい。
 しかしそもそも、三六五日を十二ヶ月で割るからそんな無理が生じるのである。例えば一年が十三ヶ月あれば、一ヶ月二十八日でほぼ整う。
 女性の生理周期にも大体合うし、こちらの方が自然ではなかろうかと思う。
 実際、エチオピアかなんかは、十三月があるらしい。まあしかし、キリスト教圏では適用されないだろうな…。
 あ、閏年といえば、『私まだ五歳なんですよ~二月二十九日生まれなんで~』というネタがありますが、法律上の年齢は誕生日の前の日が満了した時点でプラスされるんで、何事もなく加齢しています、ご心配なく。

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 食べ放題や飲み放題、ドリンクバー、おかわり自由と聞くと、『元を取る』と張り切って、無茶苦茶な食べ方・飲み方をする人がある。
 しかしながら、その『元』とは一体、何が基準になっているのかしら。疑問であります。
 例えば千円のバイキングなら、好きなおかずをプレート一枚分と、ちょいちょいっとデザートをつまむだけでも、レストランで普通に同じ量を食べれば千円なんてすぐ越えるのだから、十分に元は取れていると思うのです。
 三百円のドリンクバーだって、喫茶店でジュースなんて頼めば一杯で同じ値段だったりするのだから、二杯も飲めば十分ではないかと思うのです。
 もし『元を取る』の『元』とやらが、『原価分』という意味ならば、それは馬鹿げている。
 普段から大食いな人なら分かるのだが、無理に詰め込んで苦しい思いをするだけ、却って損な気がするのだけれども…ああいう人達はマゾなのかなあ。
 とりあえず、一緒に食事はしたくないな、としみじみ思ってしまいます。

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 虹色音楽館でも、何人かダウンしたようでした。自分も今は免疫が弱っているので、注意したい。
 対策としては、室温二十二度、湿度六十度で、ウイルスがだいぶ死滅するらしい。

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 昭和二十六年のこの日に、日本初の血液銀行ブラッドバンク(後のミドリ十字、現在の田辺三菱製薬)が大阪に設立されたそう。
 そしてその翌年には、日本赤十字社も血液銀行を設立。
 日本の血液事業は、様々な形式を辿りながら、現在の献血になった。
 一時は売血制度をとっていた時代もあり、また、現在の若者の献血離れによる血液不足に『売血制度に移行すればよい』と言う者もあるようだが、売血は常習者による『黄色い血』や感染症が問題になった事もありました。
 かつての血液事業は、売血・預血など血液はあくまで『取り引き』されており、決して善意から成立するものではなかった。そして、そのようにして確保された医療用血液の質は著しく低かった。
 現在の献血は、助け合いで成り立っている。
 健康な人が、その健康を少し分ける、その血液の質は格段に良いものになった。
 献血はお金も労力も要さない「手軽」なボランティアではあるけれども、現代の日本の医療体制を支えるとても「重要」なもの。
 今一度、その成り立ちについて、色々考えてみませんか。

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 天満にある〈炎LAVITA〉さんにて。お店の名物メニューらしい。
 鮹が手足バラバラ状態で出てくるのだけれども…まだ生きている。恐るべき生命力である。
 足をひとつ口に放り込むと、舌の上でウネウネと動く…これが踊り食いの醍醐味だけれども、鮹には、吸盤というものがあるので、舌や頬裏に張り付いて、痛い。
 うっかりよく噛まずに飲み込もうとしようもんなら、喉に張り付いて、大変な事になる。
 食われまいと最後の抵抗をしているのか…こちらは気道を塞がれないようにするのに必死である。
 そして、頭(…というのか胴体というのか…)は誰が食べるか?となり、なんか流れで自分が食べる事になった。
 口に放り込むと、やはりモゾモゾ動く。
 今思い出してももどかしい…あの、なかなか歯が立たない感じ…そう、まるでスライムのように掴みどころ…もとい噛みどころのないやつ。
 ようやく歯を立てるとプシュウ、と破裂して、何やら濃厚な液体がドロリと出てくる。なかなか噛み切れず、仕方がないので強引に飲み下す。何とも言えない喉越しであった。
 中から出てきた液体は墨だったようで、あら?私お歯黒していたかしら?という事態になりました。
 ちなみに、お店の人いわく『頭を食べる人はいない』らしいです。
 おい。

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